お台場明石城にあのオカマが

明石家さんまマニアの三人の中にあのトミーズカンパニー社長のトミーが出てきてしまった。相変わらずのおっさん顔にさんま萌えの全開トークに、完全にさんま以外のメンバーはあてられっぱなしだった。やはり、今回の目玉は「おしゃべりツバメ返し」*1 *2以来のさんま&トミーの不毛な掛け合いトークであった。
(さんま)「おまえ、エジプトにでも行け!」
(トミー)「(頭の上でおむすび山のごとく腕で▲の形をさせて)う〜ん!ピラミッド〜!あ〜んど、スフィンクス〜!」
この二人でしか為しえない独特の世界であった。まぁ、「おしゃべりツバメ返し」での「おまえ、岡っ引きにでもしょっぴかれろ!」「あ〜ん!さんちゃま!しょっぴいて、しょっぴいて!」の衝撃に比べれば、まだましだと思う。
それにしても、この企画は、キャスティングが絶妙であった。盲目的なトミーと対比させて、「あっぱれさんま大先生」の幻の感涙シーンや「爆笑ヒットパレード」の若かりし頃のタキシード着せたら日本一だったお笑い怪獣のVTRと言った、お宝映像を披露した三宅恵介と、ニュートラルな立場で「お笑い怪獣」研究のオーソリティになりつつある土田晃之の落ち着いたトークは、ある意味、トミーまつりを展開できた陰の功労者であろう。もし、大倉利晴松尾伴内がキャスティングされていたら、ただの大騒ぎトークに過ぎなかったであろう。でも、久々に大倉利晴のさんまよいしょトークは聞きたかったのだが...○×プラカードを上げただけで「ディープインパクトよりすごい切れ味だなぁ!」と甲高いトーンの大倉利晴節を聞いてみたかった。

*1:さんま・しのぶの短い蜜月期間であった1989年頃にTBSラジオで土曜深夜に放送された番組。ちなみに、タイトルの由来は、無理矢理ブッキングされて、LFと絶縁状態の関係にさせた、LFの迷プロデューサー通称「宮本亭」に対した皮肉の意味を込めたもの。ツバメ返し=佐々木小次郎という考えオチ

*2:ちなみに「宮本亭」は石橋貴明とも一時期ケンカ状態だったこともある