ジェネレーションギャップ

あっぱれ!さんま大教授」にアンガールズとレギュラーが出演。そこで、アンガールズ・田中が江藤智(広島時代と巨人時代で微妙に違う)のバッティングフォームの物まね芸を披露(お笑い怪獣曰く「そりゃ『ちんちん長いでぇ』やん」と評したほど『キモかわいい』内容)したとき、「ボクも、野球の形態模写で売れるきっかけをつかんだからね」と言ったお笑い怪獣に「え〜!!。そんなの知りませんよ!」と2組がリアクションした。「また、首を突っ込んできた」と言わんばかりの表情であった。見ていた私は、あ然とした。「おまえ等、明石家さんまと言えば、小林繁の形態模写だろうが!」と叫ばずにはいられなくなった。アンガールズが二人とも1976年生まれ、レギュラーは二人とも1979年生まれ、確かにさんまが野球選手の形態模写をやっていた頃のことはリアルタイムでは知らないにしても、このリアクションは意外であった。あの伝説のアルバム「Mr.アンダースロー」のタイトルも小林繁の形態模写をやっていたことからつけられたし、ある意味明石家さんまが全国的に認知されたきっかけになったこのネタを知らないと言うことがあまりにも意外であった。
後は、「お笑い怪獣」がいかに後輩芸人にとって恐怖の存在かというおなじみのトークもあった。
フジテレビの玄関で「お笑い怪獣」に遭遇したアンガールズ
(ア・田中)「さんまさん、おはようございます」
(さんま)「おぅ!そういやおまえらキャバクラではエライ人気あるで」
(ア・田中)「あ…そうなんですか。」
(さんま)「(しばらく、間をおいて)うん。じゃぁ、がんばれや(と言い、そそくさと歩きながらアンガールズと別れる)」
その瞬間、田中は「しまった!!あそこでおもしろトークを展開しなかったから、さんまさんはあんな態度をとったんだ」と焦ってしまったらしい。「俺は、そんなとこまで、笑いを求めてへん!」と必死に弁解していたが、ある意味明石家さんまの「お笑い怪獣」としての恐怖が芸人サークル内では一般常識になっているという表れであろう。ただ、さんま自身は今日の2組をはじめ若手芸人が活躍している姿を見ると「俺の芸は、活躍している若手芸人と全部かぶってしまっている(だから、埋もれてしまって存在感が無くなる)」とビビってしまうときがある(アンガールズとレギュラーは「もっと、堂々としてくださいよ!」とフォロー)と言っていたのが、お笑い怪獣の「孤高」な姿を垣間見せたと思い愛おしさを感じた。