世界陸上

はっきり言って、日本サイドとしては室伏重信が出ないことで、盛り上がりに欠き、世界的には、100mの世界記録保持者のパウエルや中距離界の皇帝エルゲルージといったスタークラスがケガで欠場、出場しても調子に乗りきれずといった点で盛り上がりに欠けと言ったところではないであろうか。
それと、TBSに中継権が移譲されて、陸上中継の醍醐味というのは全く失せてしまっている。少なくとも陸上中継の醍醐味は、同じ競技場の中でトラック競技や跳躍競技、投てき競技と複数の競技が進行しているのをこまめに切り替えるというダイナミズムである。はっきり言えば、現地で一競技放送したら、東京のスタジオでコメントを挟むというぶつ切り状態では、織田裕二中井美穂だけを責めるのはあまりにも酷である。少なくとも日テレでの中継の頃がまだましであった。