6勝1敗

結果や、試合分析はこちらを参照に ロシアのピーキングは日本戦に持っていったと言う部分はあったと仮定しても、あまりにも打たれすぎである。ロシアからすれば、これがきっかけで、シェシェニワに天才セッターとしてネ申が降臨してくれればと思っているかもしれない(苦笑)。もしかしたら、カルポリの目的はこの18歳のセッターに自信をつけさせるのが、この予選の唯一の目的だったのかもしれない。イタリアにしても同様なのだが、このレギュレーションだったら、2敗しても出場権はとれるという余裕があったかもしれない。あくまでもピーキングアテネで、この予選は60〜70%位で十分という気持ちだったかもしれない。
アテネ五輪出場国のランク付けとしては

    • Aランク(メダル争い) アメリカ、ブラジル、中国、イタリア
    • Bランク(決勝トーナメント通過圏内) ロシア ドイツ キューバ 日本
    • Cランク 韓国 ドミニカ ギリシャ ケニヤ

こんな感じかなと。中国は、大砲・趙蕊蕊のケガの調子が何とも微妙なのだが、北京五輪への若手育成が順調すぎるほどうまくいっているのが強みかと。ただ、趙が万全で挑めないとなると、ブラジル、アメリカのトータルバレー*1が頭一つ抜き出していると。イタリアに関しては、アテネに全力を注ぐだろうし、場所が近いだけに、東京体育館の会場も真っ青なくらいのサポーターを大量動員する可能性も。ただ、ロシア同様、コート外の協会内の政治的権力闘争の影響が表れるとなると、ぐちゃぐちゃになるかも。一番の大穴はやはりドイツであろう。見る機会が少ないのでイメージ先行してしまうのだが、大型選手中心の真っ向勝負型バレーのような気がするし、ヨーロッパの協会の外野の喧噪をよそに、予選を勝ち抜いてきただけに、安定感はトップクラスかも。日本の場合は、急務としては、オープン攻撃に対するレシーブの安定、サーブの強化あたりを徹底するのが必要であろう。それと、オプションとしてのサウスポーは1枚ほしいなぁというのが正直な実感である。そうなると、有田沙織の復活というのが一番手っ取り早いのだが、北京でも使える逸材なのでここで無理使いするもの気が引ける。後は、過渡期に来ているキューバと韓国がどれだけアテネに向けた体制立て直しが出来るかというのもチェックである。
とりあえず、最低目標は決勝トーナメント通過である。

*1:オランダのトータルフットボールをイメージした自作造語(謝)