予想通り?

開始前は、アフリカ勢以外からは勝てるのはまず無理と思っていた。なんと言ってもアジア選手権6位でイランとパキスタンに負けてしまったのだから。ただ、中国戦で思いの外完勝し、カナダ戦でもなんとか勝って3連勝。アメリカとセルビア・モンテネグロには予想通り負けたものの1セットはとったのだから、それなりにまとまってきているのかと思ったのが大間違いであった。加藤陽一山本隆弘が対象不良という理由はあるものの、パワーバレーのベネズエラにストレート負け。そして、チュニジアに歴史的敗北。で、敗因は3セット以降チュニジアがフォーメーションや戦略を修正してブロックが当たってきたと言うことなのだが、それを再修正できなかった日本の現状が問題である。で、予想通り、ヨーロッパ勢やアメリカ、ブラジルに健闘していた韓国には予想通りストレート勝ち。確かに韓国のスポーツ戦略や育成が長けているというのはあるとしても、あまりにもお粗末な日本スポーツの状況を露呈している一端ではないかと思ってしょうがない。それでいて、松平康隆というカリスマ(苦笑)の影響下で国際的には政治的発言は強いというのが、他の日本スポーツとの違いでもあり、日本バレー強化の壁となっている厄介なものである。フランス、イタリア、ブラジルとの3連戦は、世界との差を歴然とさせる機会だと思うのだが、日本の状況を考えれば、かなり戦力を落として、「熱戦」という環境を作って、日本のお偉方にごまをすろうとする可能性もあるような気がしてならない。ここは思い切って、セリンジャー(昔の名前かもしれないが(苦笑))やロシアあたりの外国監督を招へいするくらいの改革が必要であろう。