4年に1度の世界戦は、サッカーだけにあらず

考えてみると、同じ年に4年に一度の間隔でサッカー、バスケットボール、バレーボールの世界No.1決定戦が開催されるというのは、ある意味1年を通じてスポーツの祭典が行われると言ったところであろうか。それにしても、サッカーが終わった後のバスケとバレーにTBSが絡んでいるというのは、昨今のスポーツ中継の悲惨な状況を見たらば、いささか心配である。
バスケットはアメリカは本当に王国復権なるかが一番の注目である。そう言った意味では、74年のオランダに打ちのめされた「ヴェストファーレンシュタディオンの呪い」以降、迷走し続けたペレ亡き後のブラジルと、マイケル・ジョーダン引退後、スポーツメーカーの庇護で肥えてしまい、体たらくの一途をたどり、前回の地元インディアナポリスでは6位という惨敗に終わったアメリカとはある意味だぶって見えてしまう。今回のアメリカは本気だとか、勝負に徹するという噂があるのだが、ヨーロッパや南米のシステマティックな理路整然としたコンパクトバスケが国別対抗の大会では趨勢を極めている現状では、絶対本命とはいえないであろう。日本は、サッカーより一足先に「バルカン半島の知恵」を授かり、ホームディシジョンで決勝トーナメント進出を狙っているようだが...ある意味、スター選手を集めたチームと言うよりは、限りあるコマをいかにうまく使うかという戦略はオシムと通じる点かもしれない。まぁ、男子リーグの分裂状況の現状を考えれば、どこのスポーツ協会も機能していない今の日本の典型的な団体かもしれない
バレーに関して言えば、日本を含めたアジアと、ヨーロッパ、中南米(アメリカ含む)との格差が男子だけでなく、女子にも及んでしまっているのではと懸念している。バレーに関して厄介なのは、一応、昔取った杵柄で日本がいまだ盟主ぶっており、それに仕方なしに欧米勢も付き合っているという状況が、逆に日本のお家芸という幻想を断ち切れずに、真の強化策が不十分であると言ったところであろうか。