世界バスケ・決勝トーナメント

土日は、風邪気味だったので寝床で横になりながら「世界バスケ」の決勝トーナメントを見ていた。
本題の前に日本に関しては、「奇跡」を起こす手だてを選手もコーチングスタッフも模索したのか、若干疑問が残る内容であった。一番その模索を考えなければいけない協会が、bjリーグJBLというお家騒動を起こしている状況では致し方ないのかもしれない。それにしても、TBSラジオのある番組では、日本が1勝しただけで「奇跡が起こった」と大騒ぎし、日本のバスケットボールが世界にかないっこないという前提で喋っているのには、逆に不快感を感じてしまった。一連のW杯サッカーでの持ち上げぶりの報道も問題だが、全く逆ベクトルの報道しかできないのも問題である。
で、サッカー、バスケット、バレーに関して言えば、ある種今の趨勢というのに共通項が見いだせるように思えてしょうがない。ヨーロッパの台頭、その中でも一時期はトップに君臨していたバルカン半島諸国の凋落、アフリカンパワーの躍進、アジア勢の伸び悩みetc.である。バスケについてはイタリア、ギリシャ、スペインが自国でのリーグによる活性化で巨人(NBA)と対抗しているようにも見受ける。そんな中でアメリカがかなり必死で勝負を挑んでいるのを見て、頭一つ抜きん出ているかのように感じてしまうのだが、まだ、ヨーロッパ勢とガチンコで当たっていないので、これが真の実力かどうが、いまだに疑問が残る。次はノビツキーだけのドイツであるから、完勝するかのしれないが、準決勝で当たるであろうギリシャのねちっこいディフェンスに堂対策を講じるのかが非常に興味がある。中国はあの大応援団の声援にのり、ヤオ・ミンをおとりとしたロングレンジでのシュートが決まっていた1クォーターの圧倒ぶりに、まさかと思ったのだが、第2クォーター以降は赤子の手をひねられたかのように、シュンとなってしまっていたのは、ある意味、アジアの限界があったのかもしれない。