野球三昧

まぁ、日本のマスコミュニケーションは、松井松井であろうが(苦笑)やはり、松井の勝負強さを呼び込んだのはムシーナの粘投であり、勝負を決定づけたのはリベラの快投である。やはり、野球は投手力というこであるということだ。

これも見応えある投手戦だった。とりあえず、鈴木雅之には「君が代」は似合わないということ(苦笑)。吉田義男が本気で投げた始球式は、ちょっとご愛嬌といったところである。ふてぶてしいまでの投球術で「(あそこまで完璧だと)気にくわないね〜」と関根潤三に毒づかれてたいた和田もすごかったし、ムーアの変化球のキレもすごかった。4回の金本の同点HR、その後の八木の四球の時は、またしても和田のエアポケットに入ったかと思ったが、無難に切り抜け、問題の7回表。和田に代打というのは、ここでしかこの試合に関しては虎の息の根を止めるのは無理だという攻め将軍・王貞治の懸命な判断だったと思うし、大道が悪いのではなく、ムーアが良かったということである。なんたって、その後の、タイガース・吉野、ホークス・岡本、篠原のけれんみのないピッチングも最高だったし、今日の試合は正にホームディシジョンということになるであろう。それにしても、今日の試合はLFのラジオにABCの音消し画像で見ていたのだが、関根潤三のボソリという、辛口トーク&予想も面白かったのだが、野球解説者としての板東英二の一挙手一投足の細かいチェックと「白」板東キャラで、選手やコーチに近づき色々と取材しているネタの多さを駆使した解説はかなり面白かった。特に守備体系について「ダイエーは、一〜二塁間をかなり開けているのは、1点取られたらしゃあない。そのぶん後で5点とりゃいいんだろうという、いかにもパ・リーグらしいスタイル」と持ち上げつつ「でも、接戦になっても変えないのは問題ですわ」とサヨナラ直前にコメントしていたのには、目から鱗状態であった。とりあえず、明日の井川慶スクランブル登板がどう出るかが、日本シリーズの雌雄を決することは間違いないであろう。