ア・リーグチャンピオンシップ

ともかく、いまだにフランク・シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」の大合唱が耳に残っているほど、歓喜に包まれていたヤンキースタジアム。しかし、ああいうご当地ソングがあるところは本当に羨ましい。少なくとも六甲おろしや「若鷹軍団」の歌よりははるかに格好良いと思う。クレメンスvsペドロ・マルチネススーパーエース対決は、クレメンスが気負いすぎてスピードボールオンリーでいったのがあだとなり4点ボストンに先取。ペドロの方は、性格よろしく(笑)クセ球の強い変化球とあこぎなまでの内角攻めで、ジアンビーに二発打たれたもののほぼ完璧におさえていた。しかし、初めて7番に下げられて発憤して打っジアンビーを見ると、悲劇の巨人軍の4番(苦笑)原辰徳にだぶって見えてしまったのは私だけであろうか?で、8回の連打&松井秀喜の劇走で同点。そして、リベラの快投。150キロ台のスピードであのボールの変化、はっきり言ってペドロ以上にひきょうである(笑)。そして、天敵ウエイクフィールドのナックルを伏兵ブーンがあっさりとホームランを打ち、ゲームセット。そりゃ、何度もニューヨーカー達が「ニューヨーク・ニューヨーク」を大合唱したくなるほど、しびれる試合であっただろう。で、ワールドシリーズは、よっぽどのことがない限り、ヤンキースが勝つであろう。ただ、ブレーブスカブスと強豪をなんとなしに破ってきたフロリダの得体の知れ無さは不気味ではある。