やっぱりM−1の件については書いていた方がよいと思うわけで書いては見たが、息切れしてしまう&睡魔に襲われてしまったので、2日またぎで決勝戦以降の続きについて書き記してみたものの、いつものごとく、1タイトルにかかる文字数が異様に多い(または文字量が黒いかつ濃ゆい)ため、結局3日間もかけて書いてしまうことになってしまったが、そこまで書く意義はあるのかどうか今更ながら疑問に思いつつも、やはり最終決戦までは書き留めておく。

UZeeeeeee〜と思っているごく少数の方々、おそらく、別カテでも、この調子で見出しは付けようと思っているので、、、
とりあえず、最終決戦のネタについて思うことを、最近のお気に入りフレーズである「『エメリッヒ的』事務的かつ無神経に」*1
今回のNON STYLEの漫才については、井上裕介のイキリっぷりが認識されているからこその石田明のテンポのあるボケの連発ぶりが昨年と若干異なるのだが、やはり「敗者復活」のドラマツルギーが色メガネに映ってしてしまった。パンクブーブーはいつものスタイルでとばして、現段階で最高の出来だったと思う。あの手をついてお願いしろのくだりは、それこそ本来の意味における「伝説」のチュートリアルの「ちりんちりんが無くなった」における山崎まさよしの詩になぞらえたときに近いかもしれない。そして、「チンポジ」に拘ったことがある意味「漢」であり「我が道を行く」姿を全うしたといわれている笑い飯の2ネタ合併漫才であるが、一発目のキャッチャーネタがこちらも伝説となっている「爆笑レッドカーペット」突発的第1回目の「あるある大事典」打ち切り後の穴埋め放送におけるネタとほぼ同じだったということが私の中では引っかかってしまった。あれは、わざとなのか、今の単発ネタの羅列状況に置ける笑い飯てきアイロニックな表現なのか、わからない。ただ、色々な意味で笑い飯井の中の蛙ならぬ「M−1の中の名物コンビ」という枠から超えられなのが如実に表れてしまったかのように思えてならない。ビートたけしにおける高田文夫タモリにおける高平哲郎明石家さんまにおける藤沢めぐみや岩立良作並びに大倉利晴爆笑問題における高橋洋二etc.良いブレーンや作家が笑い飯にいれば、別な次元に居るのかもしれない。もっとも、そういった関係を持つことが西田幸治と哲夫の2人にとっては、じゃまくさいし、そんなのなしにこの世界を悠々自適に歩いてみせるわという自尊心があるおかもしれない。
結局、パンクブーブーのパーフェクトで、黒瀬純のリアル「鳩が豆鉄砲を食った」顔が新鮮に見えて今大会は終わったのだが、パンクブーブーの今後よりも、M-1小宇宙に忘れ物をしてしまった多くの漫才コンビが来年どういった形で拾いに来るのかに興味がある「つなぎの大会」になりそうな感じである。

*1:参照:ライムスター歌丸のウイークエンドシャッフル2008年11月28日放送後記より http://www.tbsradio.jp/utamaru/2009/11/13820091128.html