M−1GP決勝

POISON GIRL BAND

しゃべりのペースが2年前に比べて早くなったのが、少し気になった。吉田がぼけに入らなかったのがまだ不幸中の幸いかと。吉田がたじろぐというスタイルをもっと見せた方が良かったかも (75点)

フットボールアワー

定番のヒーローものネタで安全策ときたか(苦笑)。後藤のツッコミ我慢というオプションはあるが、岩尾望のボケが声を張っているだけで、2003年に比べてスケールアップしたとは言い難い。現状維持でもここまでやれるのは底力かなと (85点)
松本人志の後藤評は、オープニングの今田耕司の氷川やんツッコミよりも的を射て秀逸だった。確かに後藤はナルシズム系で浜田雅功に通ずるとは思う

敗者復活組 ライセンスに決定

やはり今日のネタが良かったと言うことか。ドラえもんネタで引っ張るのかどうか注目である。

ザ・プラン9

結構淡泊だった。敗者復活戦でも話題になったフォーメーションはこのユニットならではと言ったところであろうか。まぁ、たたみ込み尊重主義のこの大会では不調かなと (78点)

麒麟

アテレコネタでしかも、麒麟の定番ネタとなるボクシングタイトルマッチネタでくるとは。出ちゃった。田村裕の素でのコメント「麒麟はおまえ(川島)がしっかりせなアカンねん!」。同じ現状維持でも、底力は感じられなかった(80点)

トータルテンボス

ツッコミを引っ張る時間が長いような気がする。渋谷系というか、かなりボキャブラリー豊富で「ジャポニロゴス」系漫才「日本語練習帳」系漫才と言った方が良いのかも知れない。島田紳助が有効打が少ないという発言がこのコンビにも言える。本当に底力の差で雌雄を決するのかもしれない(78点)。

眞鍋かをり、やってしまった「コント」発言。「アメリカロック」ほどではないが(苦笑)

チュートリアル

徳井の妄想ボケというのがどつぼにはまった。福田のイラチぶりもさえ渡っていた。正に去年のブラマヨ状態である。おもわず、福田に「妙に男前の幽霊に取り憑かれてる!!」と言ってしまうくらいである(95点)

変ホ長調

あのトーンでだまされてはいけない(笑)。典型的な悪口漫才である。しかも、昨今の自主規制モードを逆手にとった内容でこれはアマチュアでしかできない漫才である。ある意味新鮮に聴けた(85点)

笑い飯

無難にまとめたかなと。哲夫のボケをそのまま放置プレイにするという細かいチューンアップはあったが。最後のたたみ込みかけは鉄板かなと(85点)
麒麟と1ポイント差で惜敗。大竹まことがもう少し盛り上げを早くした方がというのはほとんどの人が思ったことであろう。やはり。5年連続というのが裏目に出てしまったかと思う。

敗者復活・ライセンス

やはり、ドラえもんネタで勝負してきたか。これはネタの妙と言ったところであろうか。テレビ朝日でやったという勇気にも敬意を表するに値するネタである(88点)

決勝はチュートリアル フットボールアワー 麒麟

結局地肩の強い3組が残ったと言うことか。逆に言えばこの大会の持つ雰囲気が敗者復活戦と決勝会場の雰囲気が違うかも知れない。一番おいしいのが二組にネタを振られたブラマヨの小杉であった。

決勝戦

麒麟

探検隊ネタというおなじみになりつつあるネタ。田村裕のてんぱりしか目立っていなかった。そのてんぱりが川島に移ってしまったのは凶となりそうである。

フットボールアワー

居酒屋ネタという、十八番に近いネタできたか。最近このネタをどこかの番組で見たせいか、麒麟以上に新鮮味を感じなかった。でも、やはり岩尾望のがなりと後藤のイラチなナルシストツッコミは、ついつい笑ってしまう。

チュートリアル

今回の大会はチュートリアルチュートリアルによるチュートリアルのための大会である。徳井のキャラがこれで大ブレイクするのは間違いないであろう。キモかっこいい男誕生である。
もうどう考えてもチュートリアル圧勝である。

チュートリアル完全優勝

島田洋七は行きずりの女でストライクゾーンに入ったようだが、私は、山崎まさよしの歌詞と1本目の銀色に近未来を感じ妄想とベーコンを入れた山が動いた瞬間であった。これで、また、たむらけんじの「しねっ!!」ネタが一つ増えてしまった「M−1でパーフェクトとったやつ、しねっ!!」。
後は南原清隆の天然とも言える「(ちゅーとりあるは)将来売れます」発言は「笑う飯」発言に匹敵するものであった。