日本シリーズ 第4戦

結局、虎キチにとってはこの上ない試合だったと思う。個人的にはMBSの実況で金本のサヨナラホームランのときバットに当たってスタンドインするまでの間、沈黙していた(甲子園の歓声のみが響く)のは、緊迫感と臨場感を感じさせるナイスな実況だと思った。ただし、この試合は第3戦のような緊迫感ある試合というより、調子に乗れない投手陣のごまかしあいという感じがした。井川に関しては、やはり調子に乗り切れていないし、途中で出てきた安藤も「なんで、井川の後かたづけしなきゃいけないの?」といった雰囲気か「おれが、押さえきってMVPとったる」と思ったのかどっちにしても、空回りで浮ついていたし、王貞治もまたしても、てんぱってしまい新垣を8回に登板させてしまうし、ミスで生まれた劇的な展開という感じである。