ナンシー関急死からもうすぐ一年

 あの衝撃的一報からもう一年が経つとは...時が経つのは早いものである。
ナンシー関には色々と見て欲しかったものがたくさんある。
木村拓哉深津絵理の兄妹が悲劇的な死を遂げ、悲しみの結末を迎えるはずだったのに、明石家さんまの涙のでない泣きの演技によって「大爆笑の結末」を遂げた「空から降る一億の星
・真裏で「どうぶつ奇想天外」に出ていてグランドフィナーレにほとんど出ずじまいだったのに、最後の3分前に堂々と登場してうそ泣きをしていたみのもんた&「いや〜、午前中のこの時期が一番眠くなるんだよね」というすかしギャグすらなく、これも「思いっきりテレビ」とかぶるという政治的配慮から全く出なかったタモリ内田恭子のあの歌で全てが完成されてしまった「27時間TV夢列島」
・ついに、谷佳知と婚約会見してしまい、2000万円相当の婚約指輪をひけらかしていたYAWARAさん(田村亮子
・あっという間に格闘技界の寵児として東奔西走状態のボブ・サップ
・どんな環境でも、誰が相手でもりっすいの余地を与えない、完璧なまでのアイドルを演じ続けている松浦亜弥
松浦亜弥とは対照的に、アイドル界に「よごれ」というジャンルを確立し、上島竜兵出川哲朗をおののかせてしまったソニン
言いだしたらきりがないほど今のテレビ界の現状をナンシー関がどういった切り口でコラムを展開するか是非とも見たかったものである。
それにしても、ナンシー関死後のテレビ界は本当に衰弱の一途をたどっているように思えてならない。やはり、ナンシーの霊がテレビ業界にとりついているのだろうか?