PRIDE 男祭り2004

試合スタイルに限界を感じたのが今回のPRIDEであった。「体重差」と「マウントポジションからの膠着状態」という二つが非常に退屈な試合にさせてしまい、これが今後のPRIDEのマッチメイクや興行に大きな影響を与えるような気がしてならない。実際、シウバがマーク・ハントに負けたのもハントがPRIDEスタイルに慣れた面もあるとはいえ、「体重差」であることは言うまでもない。そして、ノゲイラvsヒョードルの場合は、ヒョードルマウントポジションになってあまり攻撃をせずにノゲイラの関節技への防御の方を徹底させ判定に持ち込もうとしただんかいで、興味は失せていた。結局、2ちゃんの実況版とのタイムラグを確認するためだけの目的でずっと見てしまった。長南亮五味隆典の軽量級組がすごかったとはいえ、素人目にはヘビー級のような派手さはないし、高田延彦のふんどし姿も中途半端に終わったし(苦笑)、こんごの興行に課題山積と言ったところである。