電波少年・久々に告発される。

「FRIDAY」に「15カ国少女漂流記」に出演していた外国人3人が、この企画がやらせでスタッフから虐待を受けたと告発。要は、無人島でサバイバル生活をするという話は聞いていなかったということや、スタッフから金を渡されケンカさせる等、数え切れないやらせがあったという、よくある「TV業界内の暴露ネタ」なのである。で、当事者であるT部長(土屋敏男)の文書を通じてのコメントが、いつものごとくの調子であった。

まず確認すべきは、彼女達は説明を受け、同意の上で参加した出演者ということです。しかし、誤解は必ず起こるもの。今
回、最大の誤解は“テレビのロケ”というものへの認識でした。彼女たちは、合図とともに必要な画さえ撮れば、あとは快
適な生活を保証される、いわゆる“やらせ”がテレビのロケだと思っていた。しかし、日本人女性だけが、本当に何の手助
けもないことを理解し、意思確認に際して悩んだ末に『やります』と答えた。あるいは、もっとも賢明だったのは、その直
後に腹痛を訴えてリタイヤしたインド人だったかもしれません。
なぜ手助けをしないか、それは人間は自由意志で動いたときのみ感情が揺れ、成長するものだと考えているからです。
しかし、出演者の安全確保は第一前提であり、十分配慮はしています。具体的なことは演出上の秘密(これが載ると今後、
出演者が安心してしまうので、ご容赦を)ですが、過去10年間ケガ人が出ていないことでご理解下さい。
あくまでも、相手側の認識不足と勘違いがトラブルの原因であるという土屋敏男の見解であり、今までの猿岩石等の「やらせ」告発記事に関しても、それは見ている側の認識不足という、あくまでも自分の方に非は全くないという見解で押し通し、騒ぎが収まるまでじっと待つというのが彼のスタイルである。今回も「電波少年に毛が生えた」のプロモーションくらいになれば、という気持ちでいるであろうし、時が経てば忘れてしまうこの件も忘れてしまうであろう。ただ、視聴率はそれなりにキープしているものの、こういった企画に飽きが来ているというのは、土屋敏男も認識しているかもしれない。その打開策で、今回の土曜10時台に移転を決めたのであろう。実際、この企画のメインであった「日本人女性」野崎恵って、今どこで活躍しているか分からない状態である(笑)。昔だったらあちこちの番組に引っ張りだこであったであろうに...これがチェキッ娘チェキッ娘たるゆえんなんであろうか?(苦笑)