ミュージックステーション スペシャル版の粗製乱発な状況におけるユニコーン再結成後初のお披露目

とりあえず、オープニングの50時間TVの無理に盛大な前振り紹介がタモリの淡泊なMCぶりを引き立たせていたのは有る意味狙いだったかもしれない。そして、古舘伊知郎タモリが同じ画面に収まる光景はやけに新鮮に見えてしまった。報道ステーション開始以降奥にしまっていた「バラエティ司会者」の仮面をかぶった古舘伊知郎を見ることが出来たのは思わぬ収穫だった。それと、伝説的とも言える「開局30周年記念の唄」について、東山紀之が本気で怒っていたというエピソードを披露していたのには笑ってしまった。あのゆるさは浅香唯南野陽子あたりが吹っきって歌っていたり、とんねるずがこの緩さを逆手にとって「仮面ノリダー」のメロディで歌って、スタッフや司会を務めていたタモリが大受けだったのを思い出してしまった。たしか、タモリと一緒に司会をしていた芳村真理のマイペースかつ空気を読まないノープランな司会ぶりに、無茶ぶりされた関根勤が直後のラジオ*1で「芳村真理は何にもわかっていないんだよ」と黒関根トークで毒づいていたのも記憶にある。
で、、、本題のユニコーン再結成後初TV出演。外見でいえば、阿部義晴川西幸一ユニコーン時代と余り変わっていないということ、奥田民生も余り変わっていないというのに対し、EBIが長髪のカツラをつけている宮崎哲弥に見えてしまい、ユニコーン一のイケメンも歳をとったなという感じを持った。ただ、外見で一番インパクトがあったのが、顔がぱんぱんにふくらんでいた手島いさむであった。目のつり上がりかたといい、体調の方は大丈夫かと心配させてしまうくらいであった。強いていえば、ほっしゃん。に見えてしまった。WAOを聞いてみただけであるが、この再結成は阿部義晴がイニシアチブをとっており、他のメンバーがそれにくっついているという印象を受けた。でも、ユニコーン再結成を元日に開設された公式HPの存在を知って初めて知ったときは、まさかと思った。3年くらい前のストリームで吉田豪阿部義晴のインタビューネタをコラムの花道で話していたのを聞いたインパクトがあったので、こういった形で公の場に出るとは予想だに出来なかった。

10/24コラムの花道
10/24(月)のストリーム・コラムの花道は吉田豪さんです。
今日の豪ちゃんは「いまだから語れる人気バンドの確執」
(放送日2005年10月24日)
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阿部義晴の精神的にかなりダメージが大きかった話は本当かもしれないが、どうも、吉田豪が墓穴を掘ってしまい、阿部義晴が仕掛けたギミックかつトラップ気味な仕掛けに引っかかってしまった感もある。確かこの頃は阿部義晴氣志團のプロデュースをやったり、奥田民生SPARKS GO GOあたりとイベント的ライブで共演していたりしていたはずだが、どうも吉田豪は直近のリサーチは出来なかったのかもしれない。

とりあえず、まだ、Newアルバムを聴かないとユニコーンの真の力はわからないというのが率直な感想である。

*1:TOKYOベストヒット(LF)