6階級制覇

久々にwowowのボクシング中継を注目して見た。正直言って、トリニダードチャベスと死闘を繰り広げた往年のゴールデンボーイの面影は全くなく、晩年のディエゴ・マラドーナとだぶってしまうほど、肉付きが良くなりすぎていたデラホーヤの姿には少しがっかりした。もし、対戦相手のシュトロルムに、攻撃のセールスポイントがあれば、惨敗していたかもしれない。結局ネームバリューとカテナチオも真っ青な堅いガードディフェンスをこじ開けようと必死にボディやジャブを打ち続けた姿で、ミドル級のベルトも1冠目を取ったのだが、どうみても、ベストウェイトではないのは明白である。はっきり言えば、9月に行われるであろうバーナード・ホプキンスとの4冠統一戦は短ラウンド一発でデラホーヤはのされてしまうこと必至であろう。ただ、これまでも数々の奇跡を起こした男&固い絆で気づかれたスタッフであるから、この3ヶ月でミドル級のスタイルをマスターする可能性はなきにしもあらずである。