菅直人辞任

最後の最後まで「ごね菅」らしい振る舞いだった(苦笑)。ただ、未納3兄弟(笑)や福田康夫官房長官辞任をきっかけとした一連の騒動で一番ほくそ笑んでいるのは、年金本体の資金流用の流れや、既得権益を糾弾されなかった、社会保険庁および厚生労働省の「霞ヶ関」の人であろう。菅直人の半地元、小平市住民の私見を言わせてもらうと、ほかの地域はおそらく民主票は激減するだろうが武蔵野地区で選出されたいわゆる「菅チルドレン」*1の牙城は崩れないであろう。話はずれるが、NEWS23岸井成格毎日新聞論説委員)が「前回の衆院選民主党が勝った」という風に話していたが、これは大間違いであると言うことに早く気づいてください(辛口)。ある種の2大政党や以前の細川新党に幻想を抱いているのはわかるのだが、前回の衆院選は、自公の防衛、民主は野党内の内ゲバに勝っただけというのは明らかなのである。そういった意味では、今回の騒動で政局サイドで唯一勝ち組といえるのは「公明党」かもしれない。

*1:末松義規[東京19区]加藤公一[東京20区]長嶋昭久[東京21区]