去年の今日、私は会社から帰り家で夕食を食べた後、いつものごとくCATVをザッピングしていた。そして、たまたまチャンネルを合わせたCNNに映し出されていたのが、WTCに一機目の飛行機が突入したときだった。「なんかえらい事件が起きたなぁ」と思っていた瞬間、二機目の飛行機が突入。その瞬間、もうなんの言葉も発することが出来ず「うわ〜...」という声しか出なかった。しかし、その後の私は妙にハイテンションだった。まるで映画のワンシーンを見るかのように...、そして、ニュースを伝えていた日本のTVスタジオも躁状態だった。声高にニュース原稿を読み続ける女性ニュースキャスター、この瞬間にいることにわくわくしている気持ちを抑えて冷静に努めてコメントをしようとしていた男性キャスター。もうこれから何がおきてもおかしく無いという極限状態に陥るのではないかという気持ちにあの時はなっていた。
あれから一年、少なくとも私の日常生活は2001/9/11前と何ら変わっていない。おそらく、2001/9/11からの1ヶ月間余り、私は、とてつもない「情報」を大量に「消費」しただけだったのかもしれない。そして、今日どこのTVでも放映されている「NY同時多発テロから一年」に関する報道についても、ただ単に「情報」を「消費」するだけなのかもしれない。
う〜ん...なんか村上龍っぽい文章を書いてしまった(^^;(自嘲)。
そんな中でも、日テレで放送されていた「カメラはビルの中にいた」は、ビデオジャーナリズムの凄味というかリアル感というのがひしひしと感じさせて、息をのんでみてしまいました。ただ、報道番組にまで、CM明けまで引っ張るという手法を取り入れるのはいかがなものだろうか?それと、北野武が出演する意味ってあったんだろうか?別に淡々とあのビデオを放送するだけでも充分インパクトはあったように思うのですが...


「さんま御殿」の感想や「スポーツ中継の実況論」とかも書きたかったんですけど、それは明日以降ということで...

もしかしたら、明日以降、「時代は再び仲根かすみ」になってしまっているかも(爆)