27時間TV AM5:00現在
生マジオネアで一番ダメージが大きいのは、女子大生との合コンでCOWCOWよりも受けなかった岡村隆史(おかもんた)でも、井川遥?をゲットしようとクサイせりふで口説いた堀内健でも、四股をかけられたことを暴露された田村淳でもない。四股をかけたと推測され、今までのイメージを180度転換させられそうな藤崎奈々子*1と、そのてんぱっている姿が、パニック症候群で大変だった頃の中川家兄を彷彿とさせた田村亮。この二人はかなり今後番組では扱いに妙な気を遣わされてしまう懸念がある。
笑わず嫌い王では、悲願の初優勝を目指していたさまぁ〜ずは、今年も優勝はならず(笑)。ネタ的に言えば、初めてコントをやる姿を見たおぎやはぎのシュールさと、リアクションや三人で決めるポーズが、今は亡き師である星セントを彷彿とさせたB21スペシャルが印象に残った。それと笑い飯の二人に対し、いつもの大竹一樹以上にてんぱりながら、あたふたと突っ込んでいた三村マサカズの「つっこみ界の坂上二郎」ぶりも面白かった。改めて感じたのは、石橋貴明のギョーカイに対するTPOのメリハリぶりと(西山喜久恵と夫のCXバラエティ班Pへの気遣い。ヒロミに対するぎりぎりの罵倒、片岡飛鳥や港浩一の名前をさりげなく言うetc)、木梨憲武の意識しているすかしネタが空気を読んでいない姿の対照ぶり。やはり、石橋貴明の方がこのギョーカイを生き抜けるんだなと改めて感じた。性格俳優として期待されていたにもかかわらず、主演のドラマや映画が不発に終わった木梨憲武はこのまま浮いた存在になりそうである。
きくち伸プロデュースと思われる、SMAPゲリラライブは、色々な意味で片岡飛鳥ときくち伸がコラボする際の永遠のテーマとしている「融合」を具現化していると言ってもいいであろう。とりわけ、SMAステとの六本木&お台場のザッピングは、お笑い怪獣が言うまでもなく「大事件であろう」。そして、お約束通り、木村拓哉は大乗り気で歌い、草磲剛は中居正広に毒をはくという、前回の日本一周シリーズを踏襲しているのは片岡飛鳥組らしい演出である。
「融合」と言えば、加藤浩次とスーパーサッカーによる赤坂とのコラボも地味だがかなりTV界的には大きな出来事であろう。迷犬バリーもスーパーサッカーに特別出演していたし、白石美帆と水沼貴史が、ワンハンドレッド(ナイナイ&中居)と明石家さんまと絡んでいたのもインパクトがあった。水沼貴史がしゃべり足りなかったなぁと言う表情だったのはWSJでの弾けっぷりを見ているものとしては笑ってしまった。
深夜枠に関しては、相変わらずのお笑い怪獣(明石家さんま)炸裂と今田耕司のルミネザ吉本新喜劇座長ならではの細かいパンチの連続は、さすが吉本の重鎮であると思わせた。ただ、カマ騒ぎにおけるお笑い第四世代の仕切能力のあまりにも低いレベル&ノープランのがっつきぶりを見ていると、明石家さんまやタモリといった旧世代はまだ現役でやらなくちゃならないんだなと痛切に感じた。それと、カマ騒ぎで今田座長演出による大騒ぎぶりをよそに、明石家さんまと矢部浩之が本気でにらみ合っていた姿は、今回一番の衝撃映像であった。「おまえ、たたくだけで、つっこみ冷たいねん!!」とはいていたサンダルで矢部浩之をどついていた明石家さんまの顔は明らかに本気で怒っていた姿であった。たしかに、矢部浩之のつっこみは「殺気があって、しゃれにならない」ケースが多いのは確かである。
とりあえず、品川祐やイジリー岡田、カマ騒ぎで声をからすのを恐れて辞退した話が半分本気にとれる天野ひろゆきの美声を山崎邦正がぶちこわし(笑)、お台場冒険王特設ステージ?でのSMAP新喜劇(笑)と今年は眠れそうにない状態である。そういった瞬間、今年の27時間TV初のお笑い第三世代登場となる内村光良(大嵐浩太郎)で、オチをつけてしまったようである。それにしても、今回はお笑い第三世代(ダウンタウン、ウンナン)の存在感が薄いのが特徴のようである。