カンヌ映画祭

日本のマスコミュニケーションは、藤原紀香がなんちゃってセレブを気取ったり、木村拓哉のワンマンショー(苦笑)でお茶を濁そうと思っていたのかもしれないが、クエンティン・タランティーノの気まぐれな感性で、14歳の日本人(柳楽優弥)を主演男優賞にしてしまったおかげで、すべて、こっちの方に注目が移ってしまった。とりあえず、「目指す俳優は、押尾学」という言葉で、ナンシー関だったら、5週くらいコラムで引っ張ることであろう(笑)。これといい、バルム・ドールにマイケル・ムーアの「華氏911」を選んだことといい、今年のカンヌはタランティーノの気まぐれに翻弄されたといってもいいであろう。ここら辺のことを明日のやるマンでおすぎがかみつくと思うのだが...それにしても、この件で一番ムッとしているのは、自分の表舞台の晴れ姿を台無しにしたと思いこんでいる木村拓哉であることは言うまでもない。