やはりこの話題

どうも、原辰徳長嶋茂雄ジャイアンツのフロントにとっては「青天の霹靂」だったようである。で、なぜこんな性急に事を運ぼうかとしたのかを推察するに、松井秀喜なりの「マスコミュニケーション対策」があったのではないかと思う。もし、ギリギリまで「FA宣言」「メジャーを視野にするか否か」の発言を引っ張るとなると、かなりマスコミに追っかけられるだろうし、読売グループはアドバルーン記事や観測記事をどんどん書き立て、ジャイアンツ残留を強引に決めようという魂胆も考えていたかもしれない。やはり、松井秀喜の心の中には常に「アメリカメジャー行き」というのがあったので、FA取得の今こそチャンスだと考えたのであろう。そうなると善は急げと思ったのであろう。しかし、「裏切者と言われるかもしれない」「命をかけてアメリカに行く」とかなり仰々しい発言があったのは「読売ブランド」のプレッシャーの大きさから来たものであろうか?。しかし、こうしてみると日本人大リーガーのパイオニアである野茂英雄の当時の淡々とした表情で挑戦していたのは改めてすごかったことだなと感心ししている。それとは対照的な松井秀喜の記者会見であった。しかし、優勝特番内で引っ張り引っ張って放送した徳光和夫とのインタビューでは「毒光」節が炸裂するかと思ったけど、やはりかの地アメリカに旅立ってしまうことに悲嘆にくれていたようで、不発に終わったようである(苦笑)。