JUNK夏祭り2005の虚々実々

この手のイベントというのは、80年代後半、明石家さんま原田伸郎笑福亭鶴瓶嘉門達夫等錚々たるメンバーがそろっていた頃大阪城ホールで開催された「MBSヤングタウン」のイベント以来のような感じがする。大昔には亀渕社長がまだパーソナリティで落合恵子小島一慶といった深夜放送黎明期のころは局をまたがったイベントが逐次行われたという噺も聞いたこともある。このような栄光を再びというTBSラジオの思惑というか栄光を再びという気持ちが強いこのイベントなのだが、早速、伊集院光が「日曜日の秘密基地」で「この夏あまりやりたくない行事」というFAXテーマのネタふりで「オレの場合はJUNK夏祭り!」と開口一番叫んでいたのには、笑ってしまった。当然体制側(笑)のアシスタント竹内香苗は「この夏、一番楽しみな行事」と盛り上げようとしていたのだが、「ラジオのパーソナリティって人とコミュニケーションがとれないやつが、ぶつぶつ独り言を言っているようなのが大成するんだよ。みんな集まって盛り上がろうとすることが出来ないやつの方がラジオ向きなんだって」と妙に説得力のある伊集院光のコメントが印象に残った。このメンバーを見ると確かに内向きで「融合」という言葉が似合わないメンバーがほとんどなのが事実である。でも、チケットは954円という安さからほぼ完売のようで、それを「どうせ雨上がり決死隊のファンが買い占めている」と「黒」伊集院モードで毒をはいていたのを見て、これは同じ舞台に上がってどんなイベントになるんだろうと色々な意味で興味津々である。なんか田中裕二があたふたしながら場を取り仕切ろうとてんぱっている姿が想像できる。