ラジオデイズ 2014年

参照http://d.hatena.ne.jp/REDDEVILS/20050324/p2
  http://d.hatena.ne.jp/REDDEVILS/20100724/p1

4〜5年に1度の忘れたころにやってくる話w。
とはいうものの、5/1に骨折して、入院、そして、臨時の在宅勤務という状態で2か月以上、外になかなか出られない状況になると、本当にラジオが友達となってしまう。2010年と明らかに違うのはrajikoというツールが出来、パソコンやスマートフォンを経由してクリア聞ける、さらにプレミアムで課金すれば全国のラジオもかなり聞ける環境に、NHKもらじかるというネット経由・アプリで聴けるし、ラジオを聴ける環境は激変しているのかなと思う。ま、プレミアムはつながりが悪くよくフリーズしてしまうという話も聞くので契約はしていない。実際「つボイノリオの聞けば聞くほど」(CBC)や「PAO〜N」(KBC)は聞いてみたい部分が無くは無いが…とくに「PAO〜N」の沢田幸二によるオープニングの立て板に水で毒ももられたマシンガントークの口上や中島浩二という福岡のカリスマ(笑)とのクロストーク、松村邦洋が福岡でもマニアックであ然とさすトリビアトークやモノマネ、タマフルリスナー的にはLinQ深瀬智聖のアシスタントぶりは聴きたいところではあるが…

とりあえず、5/1以降で聴いている流れとしては、
月〜木 「森本毅郎スタンバイ」(TBS)→「すっぴん」(NHK第一)→「ラジオビバリー昼ズ」(LF)→「たまむすび」(TBS)と「大谷ノブ彦のキキマス」(LF)と「with you」(bayfm)と「大竹まこと ゴールデンラジオ」(QR)のザッピング→「荒川強啓デイキャッチ」(TBS)、極まれに「吉田照美の飛べ!サルバドール」(QR)のザッピング→「GROOVE LINE Z」(J-WAVE
金 「森本毅郎スタンバイ」(TBS)→「すっぴん」(NHK第一)→「ラジオビバリー昼ズ」(LF)→「たまむすび」(TBS)と「上柳昌彦と山瀬まみのごごばんフライデースペシャル」(LF)のザッピング→「荒川強啓デイキャッチ」(TBS)→適当にザッピング
土 「土曜ワイド 永六輔その新世界」(TBS)と「RADIO DONUTS」(J-WAVE)のザッピング→「久米宏 ラジオなんですけど」(TBS)→「伊東四朗吉田照美 親父熱愛」(QR)→「ジェーン・スー 相談は踊る」(TBS)→「ライムスター宇多丸のウイークエンドシャッフル」(TBS)
日 「安住紳一郎 日曜天国」(TBS)→「山下達郎 サンデーソングブック」(TFM)(日曜に関しては毎週というより時々聞く程度)

こうしてみると、商店街のお店や工場で一局に固定して聴くというより、面白い放送を替えながら聴くというここでもDDである( ̄▽ ̄;)。
それにしても、10年間変わらずに聞いている「スタンバイ」と「デイキャッチ」のぶれてなさたるやすごいなとおもうが、「スタンバイ」に関しては楽しみにしていた日本全国8時ですの荒川洋治が病気療養のため2013年に降板してしまい、時事通信社の山田記者による政局よもやま話になったのが残念でならない。やはり荒川洋治の知的かつ小言幸兵衛な森本毅郎もたじろいでしまう冷静沈着な書評や文化論はいい意味でアクセントになっていたなと。そして、今年になって月曜にスポーツ評をしていた永谷脩が白血病のため急逝してしまい、スポーツコーナーもTBSアナウンサーの当番制になったのはさびしい部分もある。ま、野球やゴルフに特化しすぎな部分やサイドストーリーや人情話のほうに偏りがちな永谷脩のスポーツコーナーは辟易した部分もなくはないし、永谷脩の前にやっていた佐瀬稔の現場至上主義なリアリスティックなリポートのほうが好きではあったものの、物足りなさは感じる。ま、このまま清原、初田のTBSアナウンサー当番制で行くのか、生島淳でも招聘するのかは気になるとこではある。
後、自分の好みとしては女性MCと男性パートナーによるクロストークスタイルにゲストが絡んで化学反応を起こすタイプの番組なんだなとこのラインナップを見て思う。とくに「すっぴん」の藤井彩子の長けた仕切りと時々見せる羽目の外しっぷり、「たまむすび」の赤江珠緒モーニングバードとは全く違うドジッ子でぼんくら女子なキャラはツボにはまっている。この二人に絡む男性陣(すっぴんの松田悟志津田大介、ダイヤモンド☆ユカイ、川島明高橋源一郎、たまむすびのカンニング竹山山里亮太、博多大吉、ピエール瀧)も個性が強くグルーヴあふれるトークラジオで楽しめるものになっている。元から男女がコンビを組んでのラジオワイドというのはあるが、今までは男性パーソナリティが主導権を握り、女性パートナーはアシスタントかつにぎやかし的要素が強いが(大沢悠里しかり、吉田照美しかり)、すっぴんとたまむすびに関しては、明らかに女性MCが主導権を握り、それを崩そうと男性パートナーが躍起になる、それに応えて藤井彩子赤江珠緒の完成のなかにあるほつれが垣間見えるのにときめきを感じている。おそらく、この二つに関してはキャスティングやゲストの選出も含め「小島慶子・キラキラ」の一定の成功とぎすぎすした終了の仕方を踏まえて、発展させ踏襲して作られた番組だと思う。従来の男性MCメインの番組についていえば、QR文化放送)やLF(ニッポン放送)の大竹まことやうえちゃん(上柳昌彦)の語り芸と女性パートナーの天然なキャラが見え隠れするトークも楽しんでいるが、思わぬ収穫だったのが「大谷ノブ彦 キキマス」である。ある種サブカルチャーを自分の手で伝播するという野心満々な大谷ノブ彦のANNやグッジョブでもひけらかした暑苦しい「熱」が、昼の帯ラジオになっても変わらぬクオリティで拒絶する人もいるだろうが、くさややブルーチーズみたいなクセになってしまう部分もある。その「熱」をクールダウンさせているのがアシスタントである脊山麻里子の頭のねじが一本抜けているかのような脱力感あふれるキャラクターだと思っている。さすが「やれる」女ランキング第二位だけあるなと( ̄▽ ̄;)。対照的な男女コンビの感じって「やる気満々」の吉田照美小俣雅子に似ているかもと瞬間的に思わせることもある。そうなると、将来的にボス大谷と脊山の二人は…以下自粛!( ̄▽ ̄;)
相変わらず、タマフルは面白く聞いており、タマフルグループ総帥・橋本吉史は月〜金と日曜の昼、ナイターオフシーズンの月〜金の夜、土曜の夜全体まで幅を利かせTBSラジオの猛者として×は一個付いたが縦横無尽に活動している。そして、骨折して初めて聴いた「GROOVE LINE Z」のピストン西沢力の破壊力あるパーソナリティとDJプレイのいい意味での狂いっぷり、往年の欽ドンコサキン、80年代のオールナイトニッポンをほうふつとするネタ投稿とそれをはやし立てるピスちゃんトーク、これに対峙することを意識して作り上げた「ザ・トップ5」の練りに練った番組内容と、ピストン西沢の個人技に対抗する、素もみせてしまうアナウンサーと一般的には謎なクリエイター陣のコンビプレーの妙を築きつつある橋本吉史という男の強かな中にもラジオというメディアの存在意義を打ち出そうとする愛情は並々ならぬものだなと再認識している。そして、その謎なクリエイター陣の中で新たなラジオクイーンとして躍り出たのがジェーン・スーという100%日本人女性。tomato'n pineのプロデュースという意味でも気になる存在だったが、この女性の「我」と「女性特融の光と闇」をさらけだしまくりながらも、時にはコミカルに、時にはシビアに、時にはエキセントリックかつエレガントに語りだべるトークは2010年代におけるラジオパーソナリティ最大の発見だったと思えてならない。その真骨頂ともいえる「ジェーン・スー 相談は踊る」によって、ギャラクシー賞ラジオパーソナリティ部門をジェーン・スーが獲得しても不思議ではないと思う。

後は日本vsコートジボワール戦の真裏で放送された「安住紳一郎の日曜天国」における狂気と化した安住紳一郎の爆発力とあまりにも弾けすぎたため、その一週間後の放送の意気消沈ぶりの落差とかFMラジオになったら俄然強いマッピーbayfmでのパーソナリティぶりとうまく潜り込んでいる吉田豪、超保守本流伊東四朗と3.11以降のソコトコや飛べサルである種リベサヨ的反権力主義なポリティカルパーソナリティと化した吉田照美が意外と波長が合いトークラジオとしておもしろい「親父熱愛」等、書き出したらきりがないが…

ま、ラジオと仕事が共有できる空間も後1週間ほどの会社出勤で、月〜金のデイタイムは解消されてしまうのだが…

ラジオサーバー購入しようか(-_-;)