2007年1月13日・めちゃイケに降臨した「神様」

これは、山崎真実でも矢部美幸でも矢部浩之でもオカレモンでも無い。当然であるが野田義治カレッツァでもAD・ネズミ男でもキーパー中島優一でもない。おそらく、この番組で話題になっているのは、矢部美幸矢部浩之の兄弟愛というバーターの中で繰り広げられた山崎真実のプロモーション活動であろう。ただ、私の中ではそれを払拭するくらいの衝撃を覚えた男がこの番組にいた。それこそ、バッファロー吾郎・木村明浩である。おそらく、存在だけで笑いのとれる芸人としては、今、日本最強であろうと思わせた瞬間であった。芸人の格好良さというのが、色々なところで取り上げられているが、木村明浩はそう言った論評や言葉で表現することが陳腐にさせる。「芸人の格好良さは笑いをとること、オンリー・ワンである」というのをこの番組で、体現していたと言っても過言ではない。あの状況での「いじめ...かっこう悪いね。」という言葉をチョイスする感覚、しかもそれを笑いに転嫁させることが出来るのは木村明浩だけであろう。素直に「その言葉を選択する?!」とツッコミながら笑ってしまった。
あるきっかけで「オールザッツ漫才2006'n Roll」の4時間余り全ての内容を見ることが可能になったのだが、強烈に印象に残ったのがオープニングで叫んだ「絶好調!中畑清です!」と結婚式二次会お祝いランキングでの「絶好調!中畑清です!」「安定感!福留孝介です!」「高橋開発!松崎しげるです!」「責任感!ソフトバンク松中です!」と続いた木村明浩vsケンドー・コバヤシによる絶叫合戦であった。

それもあってか、今日のめちゃイケにおける木村明浩は神々しく見えたというのが大袈裟でないほど、インパクトに残ってしまった。とりあえず、木村明浩の存在はしばらく脳裏にこびりついてしまうかもしれない。