めちゃイケ年頭SP、ワンハンドレッド(ナイナイ+中居)も金属疲労

参照:http://d.hatena.ne.jp/REDDEVILS/20061209/p1
   http://d.hatena.ne.jp/REDDEVILS/20061125/p2
   http://d.hatena.ne.jp/REDDEVILS/20060812/p2
2007年もめちゃイケ及び片岡飛鳥組の限界、潮時を繰り返し書くことになりそうだ。いわゆるワンハンドレッド日本一周シリーズにおける中居正広いじりで「この番組はフィクションです」という大オチが付記されるようになって何年くらいなるだろうか?おそらく、DJ OZMAの紅白に対してバカ正直にクレームをつける「善良なる市民」気取りの圧力団体や「親愛なるジャニーズ事務所のタレント様」に対する侮辱的行為に硬軟様々な圧力をかけるジャニーズ親衛隊武闘派・急進派に対する配慮、というより、「これはフィクションなんだから、中居正広をどう扱おうと『お約束』行為である」という片岡飛鳥組のその手のそうに対する宣戦布告ともとれる。ただ、「フィクション」と付記されてからのこのシリーズ、片岡飛鳥お得意の細かい仕掛けやギミックに稚拙さや大雑把さ、強引にも程があるごり押し、そして、妙なところのディテールに拘りすぎているのが目に余ってしょうがない。27時間TVにおけるSMAP中継くらいの、行動範囲の物理的な広さや放送業界内という自分たちの庭という意味での狭いフィールドワークだったら、まだ、中居正広いじりはネタとして見られる内容なのだが、日本一周というのが物理的に無理であるという周知の事実であくまでそれに拘っているのならば、色々な意味で限界が出てしまうであろう。なぜ、北海道ロケで「高飛車な美人アナウンサー」というオプションに拘るのか、前回中居正広がしくじってしまい、局アナがオファーできないから、モリマンをキャスティングして、ホルスタインモリ夫にゴボウでしばかれ、「放送伝説」として山崎邦正を超えたという仕掛けをやったり、あまりフィーチャーされない種馬マンが色仕掛けで中居正広に攻勢をかけるという変化球も出来ると思う。それと、中四国ロケとスタジオのゲームコーナーとのあまりにも不釣り合いなリンクも無理がある。ちなみに、全身金粉において伝説なのは、個人的に言えば「ASAYAN」でも「お笑いウルトラクイズ」でもなく「殿様のフェロモン」における「金粉岡村」という岡村隆史のこの番組における唯一の成功キャラクターである。そこまで自画自賛するのには片岡飛鳥は照れがあるのだろうか。
そして、このような稚拙ぶりに対し火に油を注いでいるのが、週またぎにおける「特別編」編成である。勢いで全部放送してこそ面白いと思うのだが、なぜに「矢部っち寿司」を挟んでまで、ああいったぶった切りの編集をしてしまうのか。これが本当に勿体ないのである。両方とも中途半端になってしまい、いらいらさせてしまう。
さらに、今回で言えば「大オチ」として業界全体を震撼させようと狙っていた「紅白とめちゃイケの融合」というのが、DJ OZMAの一連のネタですっ飛ばされてしまったという、大失態をしてしまったのは片岡飛鳥にとって大きな痛手となるような気がしている。DJ OZMAが出るという時点で、今回は、あまり大騒ぎせず一歩引こうと思わなかったのは、片岡飛鳥の「自分たちのバラエティ至上主義」への過信であり慢心であり自信過剰な行為だと思う。おそらく、今回の出演であまり目立てず話題にならなかったことについてはLFでの「年越しラジオ」ですでにロートーンボイスで岡村隆史がぶつぶつ文句を言っているのかも知れない。
それ以上に、気になるのがナインティナイン仲間由紀恵に対する扱い方である。あたかも今まで仕事をしていない関係で、仲間由紀恵を高値の存在として持ち上げているのがあまりにも不自然である。ナイナイと仲間由紀恵は、ナインティナインテレビ朝日を仲違いさせてしまったある意味伝説である23時枠番組「ナイナイナ」において、メインとアシスタント的な関係で共演しているのである。わかりやすく言えば「内村プロデュース」における安めぐみ原史奈的ポジションを、当時中森有香や嘉門洋子等と一緒に仲間由紀恵も準レギュラーとして出演していたことを誰も話さないのにもどかしさを感じている。おそらく両者にとってナイナイナというのは「黒歴史」なのかも知れないが、ナイナイの二人が天然でマイペースな仲間由紀恵を突っ込むという光景を幾度も見ているものとしては、腹立たしささえ感じてしまうのである。