コラムの花道>マイクサイドボクシング

はっきり言って、木村政雄山田美保子、おすぎの話よりも、吉田豪町山智浩の二人の方がすごく注目している。コラムの花道ではもう一人、勝谷誠彦というキラーコンテンツがいるのだが、どうも、この人話があちこちに広がりすぎてしまい、散漫な部分があるのがネックである。それに比べて、吉田豪町山智浩は一つ(一人)のテーマに絞り込んで、濃い〜話を展開するのが非常に聞き応えがある。そして、この二人の特徴は、我を張っておれがおれがの口調で強引に話すのではなく、さりげなく、軽いタッチで訥々と語る口調がさらに、ネタの深さや凄みを増しているのかもしれない。特に吉田豪が取り上げた「穂積隆信は本人が積木くずしだった」話や「真木蔵人『最強コラムニスト』説」の話は、水道橋博士的に言えば、2006年コラムの花道大賞の最有力ネタの話のような気がする。マイクサイドボクシングで言えば、熱血トークの岩本勉という新顔がいるものの、コラムの花道最凶タッグにくらべれば、遠く及ばないであろう。