M−1グランプリ敗者復活戦
とりあえず、強烈に印象に残った組を各ブロックごとで言うと
- Aブロック ストリーク ジパング上陸作戦
- Bブロック 千鳥 (だめだめだった意味で)POISON GIRL BAND
- Cブロック ガブ&ぴーち
- Dブロック 変ホ長調 流れ星
- Eブロック ザ・たっち
- Fブロック 庵 東京ダイナマイト
- Gブロック とろサーモン
- Hブロック 鼻エンジン(ネタと言うより、村田渚がしぶとくこの業界に生き残っていることに哀愁を感じた)ロザン
- Iブロック 安田大サーカス トータルテンボス
- Jブロック NON STYLE
まず、スタイルをマイナーチェンジしたPOISON GIRL BANDは、明らかにマイナスであった。ストリークはつかみで楽屋のベンチ裏からステージまでの全力疾走で、明らかに客をつかんでいたし、たぶん、決勝に残ることより神宮球場をフリーパスで見学できただけで満足であろう。ザ・たっちの徹頭徹尾な「おすピー」キャラで漫才をやったのには敬服してしまった。ある意味、これで2006年は突っ走れる可能性はあるような気がする。ロザンに関しては宇治原の吹っ切れぶりが爽快であった。流れ星の戦国武将漫才は去年で言うところのはだか電球の「狂言で鬼ごっこ」に通ずるラインで、飛び道具としては秀逸であった。今回の敗者復活戦でインパクトに残ったのが、ガブ&ぴーちの「キモかわいい系」の変形ラボーナスタイルの独特な雰囲気と、変ホ長調の女性版「象さんのぽっと」スタイルの独特な雰囲気感の漫才である。ガブ&ぴーちは今回の一番の収穫だったように思える。
で、ワイルドカードであがりそうなのを予想すると
◎NON STYLE
○トータルテンボス
▲東京ダイナマイト
といった感じである。
安定感で言えば、東京ダイナマイト、今日のできで言えばトータルテンボスorNON STYLEである。もしかしたら、NON STYLEが勢いに乗って決勝に残る可能性が結構高いような気がする。
追記:ジパング上陸作戦のような「外国人と日本人」という異色コンビというのは吉本興業では10年ぐらいの間隔で見かけるような気がする。でも、あそこまでボケとつっこみが確立しているのは初めてであり、ビザが無事再発行されれば(笑)、大庭家するような気がしている。