予想通りというか、週刊文春で吉川潮が祝賀ムードの正蔵襲名にかみついた。とは言ってもこれは「想定の範囲内」であろう。確かに「落語のピン」で「地獄八景」を噺していた時は、素人の自分でもわかるくらい酷さきわまりない内容であった。それに比べれば、最近の落語はまだましになっていたと思う。それにつけても、死期の迫っていた古今亭志ん朝とこぶ平とのいくつかのエピソードを展開しているのはどうも鼻につく*1 *2。それ以上に鼻につくのが春風亭小朝の存在である。「おすぎ」筋の情報(苦笑)によると、小朝は名跡・正蔵を襲名したいがために、元カノの岸本加世子を足蹴にして、海老名安葉と結婚したという噂がある*3。そんな野心家だったら、こぶ平に正蔵を継がせて、自分はフィクサーとして協会やうるさ型に睨みをきかせて落語界を牛耳ろうという魂胆があっても不思議ではない。それにしても、今回の襲名で明らかになったのは、母・海老名香葉子と長姉・海老名(下嶋)美どり(ついでにその夫、峰竜太もふくむ)との確執である。まぁ、ここら辺も小朝が陰で色々と仕掛けているのかもしれない。