結局、フェラーリ1,2フィニッシュ

久々に、フジテレビ721でF1を生放送で見たのだが、佐藤琢磨に対して、森脇基康や今宮純川井一仁の要求が高すぎるコメントには思わず笑ってしまった。それ以上に、ピットストップの関係上、瞬間的に佐藤琢磨がトップを走っていたときも、ルノージャガーの車を映し出していた国際映像を見ていると、よっぽど、日本人ドライバーというのはF1では認知されていないんだなという文化摩擦も感じた。クライマックスは45〜47週にかけてであろう。3回目のピットストップを完了し、サーキットに復活した瞬間、2位バリチェロと接近戦、そして、第1コーナーでバリチェロを抜きにかかろうとした佐藤琢磨が抜いた瞬間は、重鎮3人も大騒ぎになったのだが、結局、佐藤琢磨のリアウイングが破損し、緊急ピットストップ。実況していた西岡孝洋が「バリチェロがよけなかったのは問題では」とてんぱって偏向コメントしたのに「いや、あれはバリチェロがうまくブロックしたので問題ないです。でも、あそこでしかチャンスはないとチャレンジした琢磨の気持ちもよくわかります。」と冷静に言っていた森脇基康のコメントが印象的だった。結局、エンジントラブルでリタイアという最悪の結果に終わったのだが、なにか雰囲気としては、バトン、琢磨のコンビネーションがしっかりしていれば、パワー系のサーキットではBARホンダはそれなりにフェラーリと戦えるという雰囲気を出していた。もしかしたら、アメリカGPあたりで、バトンと琢磨がシューマッハーを挟んで2位3位という表彰台があるのかなと思わせたレースであった。