登竜門Ｆ

いかにも、フジテレビらしいごった煮状態の番組である。細かい点で気になったのが、とんねるずやネプチューンとかのコメントには、それなりに返しのコメントを言っていた伊藤利尋が、一番最初の明石家さんまにだけは取り立てたコメントを言わないで、素っ気ないそぶりを見せていたのが気になった。それと、先輩タレントがコメントするときに最初に発する「登竜門Ｆに出演のみなさんご出演おめでとうございます」という一言がすごい引っかかってしまう。だしてやってるぞ感がプンプンでＴＶ局の傲慢さが表れているように見えてならない。
出演者の中で言えば、村上ショージが観客に大受けしていた。これは大事件である（笑）。というか、村上ショージは大受けしちゃいけないのである。フットボールアワーやアンタッチャブル、アンジャッシュと同じように受けている。これは大問題である。「ウエルカム腕かむどこかむっちゅうねん！」「マドモアゼール、かきまぜーる」といったお約束ショージギャグに、観客はどうしたらいいか困惑気味でクスクス笑いしてしまい、やってしまった感を漂わせる空気とは、全然違う。素直に面白いと受けとめられている。村上ショージが舞台からはけた後、推薦者三宅恵介が舞台裏からだめ出しし、明石家さんまがＶＴＲで「若手に混じって舞台出てどないすんねん（苦笑）。観客うけてへんやろ」というお約束ギャグが成立していなかった。これは、村上ショージの認知度が高まったことと素直に喜ぶべきか、逆に村上ショージの真の楽しみ方が認知されていなかいと問題視すべきか、これは論争になりかねない（笑）
その他で言えば、いつもの自虐つっこみが1.5倍増しだったカンニング。オープニングを飾った嘉陽愛子のジュリ扇（笑）。陣内智則のスタイルをそのままパクって、観客からひかれていたやるせなすの中村豪。いかにも傲慢ぶりなステージパフォーマンスが、ＣＸ音楽半好みだとおもわせたスクゥービー・ドゥー（ちなみに、観客の女性を無理あり上げさせたパフォーマンスを、カンニングの竹山はしっかり突っ込んでいた。）。タイムマシーン３号は、いかにもマセキ芸能社臭うを漂わせる芸風だ。ここらあたりが、気になったところである。どこかのＨＰで、すべての芸人＆アーティストに対してコメントしているところがあるから探索して見ようかと思う。
というか、、、山本彩乃がきくち伸の毒牙にひっかかってしまったようである（笑）。しかも、持ち歌やネタがないからジュディマリの「LOVER　SOUL」を歌わせているのって、いかがなものか？