ベストマッチ(ベストバウト)・9月版

これも、アイドルベストイレブン同様、今月見てきたスポーツの中で面白かった試合を、毎月末にこの日記で公表しようと思う。
今月に関しては、この1試合につきる。リーガエスパニョーラ・第3節、レアル・ソシエダVSレアル・ベティス戦である。ここ最近、見ていて面白いサッカーの試合はスペインリーグ・リーガエスパニョーラだという話を良く聞くのだが、この試合はスピードといい、パスワークといい、選手のキャラクターといい、どれをとってもリーガの魅力、勢いを感じさせた試合であった。レアルマドリードバルセロナしか興味のない人にとっては、リーガには魅力的なクラブが他にもいっぱいあるということをこの試合で感じて欲しかった。アスンソン・カピ・デニウソン・アルフォンソ、そして、2002年のワンダーボーイとして期待のホアキンを中心にスペクタクルな攻撃サッカーを展開するベティスとセルタから移籍したカルピンとユーゴの大型FWコバチェビッチの東欧コンビによるソシエダの分厚い攻撃、両者のせめぎ合いが素晴らしかった。試合結果は点の取り合いになり、両者譲らず3−3のドローに終わったが、お互いの個性あるサッカーを充分堪能できたゲームだった。間違いなく今シーズンのリーガの台風の目になるのは間違いないであろうと確信した試合であった。ベティスに関して言えばスペインのファンタジスタになるであろう若き星、ホアキンのプレーは見応えがあった。ソシエダに関しては、コバチェビッチのガンを飛ばしながら攻め込んでくるその「恐怖に満ちた」表情はある意味、すごみを感じさせてくれた。間違いなく、今一番怖い顔のFW選手であることは間違いない。PRIDEやK−1の選手にもひけをとらない、いやそれ以上の怖さは、是非CATVやスカパーを見ることの出来る人は体験して欲しいものである。
他には、「お笑い」という意味では、想像を絶したオチがついた25日の阪神VS巨人戦もインパクトがあった。そして、アウエイ(オリンピックシュダディオン)でバイエルンミュンヘンを下したディポルティーボの試合は是非とも見てみたいと思わせた。