全日本実業団女子駅伝2006

1位  資生堂    02:14:00
2位 ◎三井住友海上 02:14:07
3位 △天満屋    02:14:51
4位 △ワコール   02:15:14
5位 ▲パナソニック 02:16:40
6位 豊田自動織機 02:17:01
7位  日 立     02:17:12
8位 △スズキ     02:17:28
TBS 全日本女子駅伝2006 結果

資生堂を完全に「抜け」にしてしまっていた(苦笑)。資生堂勝利の背景は、やはり選手配置の妙である。絶不調時からようやく脱出しつつある藤永佳子を、黄金時代だった諫早高校時代の高校女子駅伝と同様に1区に配置、佐藤良子加納由理のエース区間と言える区間でつなぎ役に徹した走り、そして、アンカー弘山晴美というチーム内の絶対女王の年齢を超えた走り。これが相乗効果となって勝ったと思う。後は豊田自動織機の小出イズム未だ健在と思わせる、6位入賞は驚きであった。藤永の後、高校駅伝1区の伝説を塗り替えた新谷仁美が1区で日本人1位になったのもすごかったのだが、5区で地味ながらも区間5位に残った脇田茜という存在が少し気になりだした。この二人はこれから新たな小出義雄伝説を作り上げるかもしれない女性ランナーになるのかも知れない。単穴評価していたパナソニックはケニア勢(ワンジク)の体調が良ければ、杉原加代がドーハ帰りでピーキングを持続していただけに、チャンスはあったと思うのだが、つなぎのランナー(吉川・藤岡)も細かい駅伝競走等に出ていた疲れがあったのか、もう一息という内容であった。しかし、優勝インタビューの時、色々なチームの優勝テロップ(少なくともワコール、パナソニック天満屋を見た)を出すというお粗末ぶりは今のTBSテレビを象徴するシーンでもあった。