決勝戦 早実1−1駒大苫小牧 再試合

とりあえず、「紺碧の空」と好機時に流れる駒大苫小牧のマーチが耳にこびりついている状態だ。結論から言えば、田中将太と斉藤佑樹というここ10年来でも一、二を争う大エースの真っ正面からのぶつかり合いで息詰まる投手戦で、今までの乱気流モードのうわべだけの熱戦モードを封じ込める、真の野球の醍醐味を感じさせる試合であった。タイプで言えば、田中将太=横浜高校時代の松坂大輔斉藤佑樹=風貌は浜田高校時代、ピッチングスタイルは早稲田大学時代の和田毅にだぶって見える。この二人のポテンシャルの高さは、ある意味現状の日本スポーツでは奇跡的ともいえるのではないかと思わせるほど、見応えのある試合内容であった。

夏の高校野球決勝戦、もう一つの楽しみ

決勝戦はテレビ朝日でも、ABC制作による中継が見られるのだが、そこで恒例になっているのが、イニングの表裏終了後甲子園の風景を映しながら、下の方でアニメーションのCMを流すのを、昔から楽しみにしていた。20年前くらいは住友金属が一社提供で、決勝戦だけ放映されるオリジナルCMが、ほのぼの路線で面白かった。ここ最近は、複数のスポンサーになったのだが、一時期はパナソニックがパナ坊とその愛犬による、決勝戦限定オリジナルCMが流されていたのが記憶にある。いまは、その路線は「わかさ生活」が担っているようである。