既成事実化される「オシム」

完全に「オシム就任」ありきのマスコミュニケーションである。これで、がんじがらめにして、オシムを建てようとする魂胆かもしれない。こうなるとやはり、劇薬である「オシム固辞」というのを望まずにはいられない心境である。ただ、「やべっちFC」でクロアチアのTV局のゲスト解説に出演していたオシムが「日本には、象徴的なクラブチームというものが確立されていない。だから、ナショナルチームの占める重要性が非常に高い」というコメントをしていたのが紹介されていた。「だから、オシムの力が日本には必要」というストーリーを展開しようとしているだろうが、逆説的に言えば、アジアサッカーにおける、クラブチームの確立というのをジェフユナイテッドというクラブで微力ながら、やってもらいたいという考えもありだと思った。そう言った意味では、はやいとこ、浦和がアジアチャンプになって、ブッフバルトが2年後あたりに就任というストーリーも有りかなとも感じている。一番先にやる無くてはいけないのは、週刊ポストの「反川淵記事」が単なるガス抜きで済まさないことである。