町山智浩vsおすぎ

TBSラジオ「ストリーム」における花形コーナー「コラムの花道」にここ最近はまっている。きっかけは、2005ねん最後の放送で、水道橋博士が「ポッドキャスティング」を使いまくって1年間の「コラムの花道」をロードレーサーで疾走しながら&本番直前まで完徹で聞き尽くして「コラムの花道大賞」を選ぶというコーナーを聞いてからである。特に町山智浩の硬軟、エロからシビアまでを取り混ぜて語る映画評を中心にしたコーナーは、正に圧巻であった。で、おそらく、町山智浩は、今、日本の映画評論の権威になりつつあるおすぎとは真逆のベクトルにいる人間だとも感じている。そういえば、戸田奈津子の翻訳の稚拙ぶりについて雑誌が取り上げられていた頃、友人である戸田奈津子を全面弁護し、その記事&戸田奈津子を批判した勢力をぼろくそに批判したマイクサイトボクシング(やる気マンマン@JOQR)において、「町山智浩なんていう、映画のことなんか何にも理解していない人間が、こんなことを言う権利はない!」と言っていた記憶がある。ある意味、両極ともいえる二人のラジオを聞くことで、色々と業界の裏が見えるかなと思いながら聞いている。