「さあや11歳」給与明細にてTV初出演

まず、あの事務所の若社長が「ITバブル」や80年代の「ヤンエグ土地成金バブル」の社長に通ずるうさんくささを感じてしまった。あくまでも「グラビア」で売ることや「水着で露出」することに関する「偶然性」を強調したことが、逆に「U-12アイドル」でぼったくろうと言う魂胆を垣間見せる雰囲気を漂わせていた。もっとも、あのFカップの胸というのは、幅広矯正型ビキニを着ている恩恵でしかなく、眞鍋かをりと同類であるというのは言うまでもない。一番気になったのは、入江紗綾の呼称で「さあや11歳」という言葉を強調していたことである。「さあや」でなく「さあや11歳」とナレーションでは常に彼女のことを読んでいた。この響きは「FIFA公認(ふぃーふぁこうにん)」に似ていて、なんか耳に焼き付いてしまった。2002年のKOREA/JAPANの熱狂時において、数少ないニュートラルな立場でいたみうらじゅんが「アクセス」(TBSラジオ)にて、言葉の端々に「FIFA公認」とつければなんでも、許されてしまうのではという、なんとも「みうらじゅん的な」発想に笑ってしまったのと同じ空気をにおわせるのである。「3000円ぽっきり『FIFA公認』」「年齢詐称『さあや11歳』」「警官が万引きで逮捕『FIFA公認』」「豚足大好き『さあや11歳』」。色々な言葉に「FIFA公認」と「さあや11歳」をつけたら、何かほほえましく苦笑してしまう「ゆる〜い空気」を作ってしまう不思議なパワーをもっているようである。それと同じ名前で言ったら「江頭2:50」にも通ずるネーミングの妙を持っているのかもしれない。