元木大介の引き際

巨人に入るまでのごたごたやそのいきさつを考えれば、巨人で現役引退というのはある意味セオリーであろう。ただ、明らかに他球団で現役続行を考えた節はある。というか、4〜5年前に同じ状況になっていたとしたら、スパッと辞めて、解説&タレント業で、夫婦荒稼ぎというレールに乗るという目論見がはまっていたはずだ。やはり、野球を取りまく環境が激変したということもあるだろうが、俗に言う「スポーツタレント」の飽和状態にある現状や、そして、宮本和知や「デーブ」大久保博元といった巨人をうりにしているOBが想像以上に使い物にならないという状況も、元木大介にとってはネガティブファクターだったような気がする。でも、日テレに囲い込まれ、から騒ぎやさんま大教授あたりで、お笑い怪獣にいじられ、食いつなぐことであろう。