御巣鷹山墜落から20年

丁度20年前の私は、中学三年で高校受験のため、家族は田舎に帰っている間、祖父と二人でマンツーマンの受験勉強をしていた。夕食を二人で食べながら見ていた「クイズ100人に聞きました」で事故の一報のニュース速報が流れた。現地報道ではまだ露木茂がばりばりのアンカーマンを務めていたCXの特番をずっと見ていた。このときのことを綴っていた奥山英志ワイドショーを変えた7つの事件―3000件の事件を歩いた巨漢リポーターが報道の裏を明かす!)が巨漢をゆらして取材していた姿も目に焼き付いている。しかし、日本のマスコミュニケーションの「マッチポンプ的取材」は今も昔も相変わらずで、奇跡的に助かり、ヘリコプターで救出されたシーンで話題になった「女子中学生」が当時は実名で色々と記事になり、「アイドル歌手としてデビュー」という今考えると空恐ろしいことまで書いていたことを思うと、この国民にしてこのジャーナリズムと思えてならない。にしても、ここに来て真相を伝えるというドキュメントドラマが立て続けに放送されるのは、偶然なのだろうか。なんか、生ぬるそうなので期待はしていないのだが...
それに、福岡で事故トラブル発生という、とんでもないオチをJALは自分で展開し待っているようで...