小泉純一郎の小泉純一郎による小泉純一郎のための総選挙

結局、一番おいしいところを持っていったのは「ワイドショー政治」の寵児とも言うべき、小泉純一郎の総取りのような気がする。それにしても、日曜の夜、総理公邸前での酔っぱらい(森喜朗)のインタビューは、何とかならないものだろうか(苦笑)。やっぱり「小泉も小泉だけど、森喜朗が首相だった頃に比べればまだまし」という考えが残ってしまう。それと平沼赳夫野田聖子あたりは、この気を見計らってポスト小泉の戦線に乗り出しそうだが、逆に言えば亀井静香はこの二人に鳶が油揚げをさらわれるよろしく、フェードアウトしそうである。ここ数日やたら出てきた大仁田厚は、完全に一派閥の若手議員てき存在にしかなっていない。柏村武昭は「お笑いマンガ道場」の頃のぐだぐだぶりと比べ、恰幅が良くなってしまい、本当に政治家モードに覚醒されてしまった。それと、だれか荒井広幸に「おまえは政界のヘイポー(笑)」と突っ込んでほしいのだが...
とりあえず、今回のポイントは、投票率がどれくらいになるかということと、どこまで「学会票」の神通力が通じるかと言うことであろう。もしかしたら、小泉純一郎の自信は「学会票」に対する過大な期待が背後にあるような気がする。