PRIDE GP2005

桜庭和志に関しては、相手があまりにも総合格闘技家としてのクオリティの低さゆえの「秒殺」圧勝であった。本当はサブミッションとこんにゃくのような柔軟さを駆使した関節技ショーを繰り広げたかったはずである。マウリシオ・ショーグンという新たな強者の出現もインパクトあったが、フジテレビ的にはヴァンダレイ・シウバvs吉田秀彦が「名勝負数え歌」化して、キラーコンテンツになったのが、今回の収穫だと思っているはずである。あのラスト30秒の吉田秀彦の執拗な粘りは久々に見応えのある内容であった。