ひねくれ女の戯言(苦笑)

森本毅郎スタンバイ」にて、小沢遼子が例の北朝鮮vsイラン戦についてかなりひねくれた発想の見解を言っていた。要約すると「あのゴールエリアで倒れたシーンがきっかけで起こった騒ぎは、『我々は、審判の誤審によって不本意に負けた選手同志に同情し、その状態に陥らせた審判やイラン選手達に対し糾弾した。ですから首領様、選手達を戒めないでください』というアピールにすぎない。たががはずれたとか、押さえきれない感情が素直に出たとか言っている人もいるけど、『首領様』の締め付けが厳しいから逆にこういったことで忠誠心を見せているに過ぎない」と、北朝鮮の圧政ぶりを象徴するシーンだったとコメントしていた。さすがあまのじゃくな発言をさせたら天下一品の小沢遼子ならではの発言である(笑)。
そして、ゴールマウスから大きく外したシュートを打ったりしていた中田や高原に対し、小沢はいらいらしていたのに対し、「良くシュートを打った」と言わんばかりの歓声を上げていた観客に違和感を持ったこと。帰りに整然と帰路についていた若いサポーターがTVカメラを見つけた途端、歓喜で大騒ぎしたパフォーマンスを繰り広げ、カメラクルーが引き上げた途端、また整然とした姿になった光景を見て、何とも言えない気持ちになったそうだ。ここから、「なぜ、今どきの日本人は不満や怒りを表すのが下手なのか?」とこのままでは体制に言いくるめられてしまうと憂えてしまうという内容に転換してしまった。
このとき、感覚的に「あんたに言われる筋合いはない」という気持ちになってしまった。「あんたらの世代が、自分たちがなぜ失敗したかを下の世代にきちんと伝えなかったから、こういう結果になったんじゃない」という思いが強かった。