渡辺恒夫「上皇」の戯言(苦笑)

『みんな(清原の)まねして耳ピアスということになりますと、最近凶悪犯罪が増えて参りまして、中国の蛇頭というものがいて、耳ごと盗まれる心配もある。清原君は一見、強そうに見えるから、暴力団の方が逃げるだろうが。優しい顔をしている高橋(由伸)君や元木君がピアスをつけたら耳ごと盗まれちゃう。ご注意していただきたい。』(http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200503/bt2005033004.html)
テレビでコレを見ていたら、苦笑や、ざわざわしてしまうこともなく、村上ショージ剛州スタンダップコメディでも見かけられないほどの水を打った静けさだった。村上ショージの「(両手ではさみのジェスチャーをしながら)ここ、切らんといてください」を誰かがやれば面白かったのだが...数年前まではこんな発言したら「ナベツネvs清原 遺恨再発」「久々のナベツネ節炸裂」みたいな大見出しで一面を飾ったであろうが、なんといっても今日は「絶対負けられない試合@バーレーン戦」があるんで、どこも一面には飾られていなかった。しかも、サンスポでは中面でかなり大きな記事になっていたものの、報知やスポニチではベタ記事扱いであったのは、ある意味読売巨人軍ブランドの頭打ちを物語ると感じた。それにしても、元木は楽天オリックスあたりに「盗難」された方が良いと思うのだが、夫人(大神いずみ)同様、ジャイアンツブランドの幻想にとらわれており、「都落ちしたら、宮本和知デーブ大久保定岡正二のようにはなれない」と思っているのかもしれない。夫人の出身地福岡だったら、福岡放送(日テレ系)あたりでホークス関連番組とかをやって小銭を稼げることくらいできると思う。それに大神いずみの場合は大東めぐみ*1という見本がいるので大丈夫である。
しかし、清原和博の一連の「番長」パフォーマンスを見ていると、自己防衛の手段として演じているような気がしてならない。ライオンズ時代の姿が堤義明「容疑者」の圧政によるよそ行きの姿なのかもしれないのだが、その姿を見ているものとしては、巨人に入ったやっかみも含めた「マスコミ攻撃」に対する防衛手段として「番長」というキャラクターを形成したように思える。言ってみれば、藤井隆における「ブレイク直前のカマキャラ」および「Matthew 南」、小倉優子における「こりん星のリンゴももか姫」と同列である。

*1:楽天イーグルスバッテリーコーチ 大久保秀昭夫人