栃木県知事選・高知県知事選

栃木に関しては、4年前「無党派」ブームに便乗して当選した現職がどのような審判を下されるか注目したが、ふたを開けてみれば、自公の組織力に露と消えた感じである。関東で言えば、次のターゲットは千葉県の堂本暁子である。まだ先のことであるが、千葉県知事選は注目である。一方の5選を果たしてしまった高知県橋本大二郎。身内の不祥事や自らの裏金スキャンダルということよりも、俗に言う「政官財」の既得権益で苦汁をなめられたことに対する恨みをはらすまじという方向にすり替えた戦略の方が勝ったと言うことであろうか。そういった意味では橋本大二郎田中康夫の二人には同じようなにおいを感じてしまってしょうがない。