砂の器・第1回

やはり、素とは逆ベクトルの役柄をやらせたら中居正広は天下一品かなと言うのが最初の感想である。ただ、回想シーンで機関車が映ったり、原田芳雄が海辺を彷徨い歩くシーンは、旧作を意識しすぎて、時代設定に無理があると言うことや、あんな関西なまりの東北人はいないという赤井英和の演技(これは、後々、あの赤井スタイルはありというのがわかるのだが)という難点はあったりした。それと、渡辺謙永井大の刑事コンビは、映画での丹波哲郎森田健作よりは見栄えがいいし、違和感なく入り込めるなと思わせた。個人的には松雪泰子の後輩で登場してきた佐藤めぐみが妙にギャルっぽくなっていたのが印象深かった。白い影で直江庸介(中居正広)に喰われちゃった(笑)看護婦をやっただけあるので、また和賀英良に喰われるか(笑)市村正親に喰われるか(笑)、松雪泰子をおとしいれるのか(笑)ちょっと気になる存在である。