M−1グランプリ

HDDプレーヤーではじめって録ったのがこの番組な訳で。二日酔いが抜けた後にチェックこんな感じこんな感じ、さらにこんな風に熱弁をふるっているので、ちょっと後発になって引け目を感じてしまうのだが(笑)。今回強烈なインパクトだったのは、笑い飯アンタッチャブルであった。笑い飯のボケのたたみ込み合いは凄まじかったし圧巻であった。ただ、俗に言うWボケというくくり方には少し抵抗があるわけで、WボケWつっこみというのが正解だと思う。想像していたのは、一人がぼけたらつっこみもせずに勝手にぼけるという「フローレンス(原田泰造堀内健コンビ)」スタイルだったので、ボケとつっこみのクロスオーバースタイルというのは、かなり衝撃的だった。アンタッチャブルに関しては「伊集院光・日曜日の秘密基地」(TBSラジオ)での空回りなまでのハイテンションぶりととんちんかんなレポーターぶりにいささか閉口気味であったのだが、漫才をみると、山崎のボケもさることながら、柴田のひねりをきかせた変化球つっこみの妙に堪能させてもらった。ちなみに、「日曜日の秘密基地」で先週言っていたのだが、準決勝の会場では、芸人サイドでは、打倒吉本の東の旗手はアンタッチャブルで間違いないと言われていたこと、当の本人はあまり緊張もしておらず、うまくいかずに悔し泣きしていた後輩を慰める余裕もあったと言うこと、で、結局自分たちは落ちてしまい、慰めていた後輩が決勝に進出(スピードワゴン)下と言うこと、これを伊集院光が「本当にこいつらがそんな強者か?」と半信半疑になりながらトークしていたが、印象に残っていたので、まさかとは思っていたのだが...これで、「日曜日の秘密基地」で扱いが変わるかどうかが非常に楽しみである。優勝したフットボールアワーに関しては、確かに岩尾の外見も含んだボケや後藤の浜田雅功ばりのつっこみもおもしろかったのだが、やはり、優勝した原因は「本命」報道や主要漫才コンクール五冠といった、周りの扇動が大きかった事実は否めないであろう。もう一つ印象に残ったのは2丁拳銃・小堀のいやな性格がでた「笑い飯が受けてしまった」発言。やはり、一時期CDも出すほどにちやほやされていたことがこういったゆがんだ性格を生んだんだろうなと思ってみてしまっていた。審査員に関しては、南原清隆はお笑い枠と言うよりも「テレビ朝日スポーツ特別記者(笑)」としての貢献として選ばれたかなと思った。それと、中田カウスはいつまで「ジーパンをはいた初めての漫才コンビ」と言われているんだろうか?やはり、この人の「柔らかい口調での辛口審査」が今回のコンクールを引き締めていたような感じがする。ただ、西川きよしの高血圧気味な力みの入った司会は今田耕司のノリの軽さも相まってかなりうざったく見えてしまった(苦笑)。